井草地域区民センター協議会 
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井草

令和6年7月11日 講座 江戸東京野菜の物語の取材を終えて

令和6年7月11日、「江戸野菜の物語」を聴講して

江戸東京・伝統野菜研究会代表の大竹道茂さんによる講演、「江戸野菜の物語」を聴講しました。
江戸東京野菜には以下の様な特徴があるそうです。
 ①在来種の野菜が江戸で固定された固定種
 ②品種ごとに旬がある
 ③野菜本来の味がある
 ④形が不揃いで、大量輸送に向かず、地産地消のおもてなし食材
 ⑤貴重な遺伝資源

講演は、国連が定めるSDGsの17のゴールの内、10のゴールに江戸東京野菜が関わっているという話からスタートしました。その後で、井荻ウド、
練馬大根、ノラボウ菜、青茎三河島菜、滝野川大長ニンジン等の説明。五代将軍徳川綱吉の持病である脚気と江戸っ子の好きな三白(白米、大根、豆腐)の
関係(脱穀した白米をたべていたために脚気になった)、八大将軍吉宗が小松菜の名前を付けた等の話から、NASAが長期の宇宙旅行の際にも生野菜が
食べられるように国際宇宙ステーション(ISS)内部で東京べか菜等の試験栽培が行われた等の話しまで、多岐に渡って興味深い話を伺うことが出来ました。
江戸東京野菜は、地産地消が特徴の一つであり、その様な野菜を栽培している地域のJA直売場で購入することが可能だそうです。興味を持たれた方は、
大竹さんのブログ「江戸東京野菜通信」を是非読んでみて下さい。